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学校のオフィシャルブログ

課外授業:川越散策

2025年5月、課外授業のひとつ『川越散策』をおこないました。

日本で暮らし始めたばかりの新入生は、やっと生活が落ち着く頃ですが、初めて触れる文化や生活様式に、まだ戸惑うこともあるかもしれません。

この課外授業には、川越の観光名所を訪れて、日本の文化に触れる良い機会にすると同時に
先輩・後輩の交流を深め、学校と日本での生活を、より楽しく充実したものにして欲しいという願いがあります。

 

スリランカの学生たちです。
スリランカの学生は毎年、先輩・後輩の分け隔て無くすぐに仲良くなります。

いつも笑顔の素敵な学生たちです。

 

課外授業では氷川神社、川越城本丸御殿、川越八幡宮、時の鐘など、川越の歴史的な名所をを散策します。

散策には目的地が設定されていて、到着すると先生からスタンプが貰えます。

 

時の鐘の前で、ベトナムの男子学生たちの記念撮影です。

ベトナムの学生は、川越散策ではお菓子やお土産をたくさん買って
観光を満喫してくる学生が毎年多く居ます。

 

川越城本丸御殿で記念撮影です。

あいにくの雨模様でしたが、本丸御殿は時代の雰囲気を感じる建造物で
学生たちも興味深く見学していました。

 

足場の悪い日でしたが、みんな笑顔で校舎に戻ってきました。

この課外授業を通じて、先輩と後輩の交流が深まり、より仲良くなれたと思います。

 

故郷から遠く離れて暮らす学生生活で、友人や頼れる先輩が身近に居ることは
とても大切なことだと思います。

日本と山手日本語学校で、たくさんの良い思い出を
大事な仲間たちと作って貰いたいと願っています。

新入生合宿 2025年春期

2025年4月生の新入生合宿を5月に実施しました。

ハードなスケジュールでしたが、座学もアクティビティも
みんな一生懸命に取り組み、今回も全行程を無事に完了することができました。

 

合宿先に到着してすぐの昼食です。

合宿には、在校生も先輩として数名が参加してくれます。
まだ日本語に慣れない新入生の通訳や相談など、しっかりサポートしてくれます。

 

合宿の初日の勉強風景です。

日本での生活におけるルールや、進学、勉強の仕方など
これから日本で安全に暮らしながら学ぶためのルールや基礎を学びます。

 

合宿のホテルで出される食事は、主に日本食を中心としたメニューになります。

初日の夕食は海老フライ、すき焼き、たこ焼きなどが並びました。
みんな和気あいあいと、会話を楽しみながらしっかりと食べてくれました。

 

合宿では座学だけでなく、体育館でのアクティビティやイベントもあります。

クイズ形式で、日本で暮らす時に必要なルールを学びました。
自分が正解だと思う側に移動して回答する、頭と身体を使うクイズです。
意外と難しい問題も多く、苦戦しながらも笑いの絶えないイベントになりました。

 

温泉の入り方や、布団のたたみ方も学んでもらいます。
先生たちが体当たりで実演してくれるため、とても分かりやすくなっています。

 

教室でのアクティビティは、簡単な単語を使ったフルーツバスケットです。
先生が席取りに失敗すると、とても盛り上がります。

 

朝食では納豆に挑戦します。

物珍しそうにしていましたが、みんなで食べてみようとチャレンジし
上手に箸を使い食べきることが出来ました。

 

合宿の最終日は、グラウンドで自由時間を過ごします。
どの国の学生もサッカーが大好きで、言葉が通じなくても毎年みんなで元気に走り回っています。

先生たちも参加して、大盛況でサッカーを楽しみました。

 

合宿を通じて、学生同士や先生との距離が近くなり、授業開始に向けて、とても良い雰囲気になりました。

日本に来たばかりで、まだ分からないことも多いと思いますが
この合宿を通して、日本や山手日本語学校のことを、より深く理解してくれたと思います。

これからも、学生と教職員も共に成長しながら、歩んでいきます。

2025年4月生入学式

2025年4月生の入学式が挙行されました。
今期は、ベトナム、中国、ネパール、モンゴル、パキスタン、バングラデシュ、
スリランカ、フィリピン、インドネシアの新入生たちを迎えました。

はじめに、青木副理事長から祝辞として
「勇気をもって日本に来たからには、不安や困難をがんばって乗り越えてほしい」
「学校のある川越は、日本の歴史や伝統が感じられる街なので
ぜひ様々な事に触れて体験してほしい」とメッセージがありました。

 

在校生からも、新入生に向けてスピーチをしてもらいました。

ベトナムの在校生代表からは
「誰しも完璧な人はいないし、日本語を話せるようになった先輩たちだって
少し早く日本に来ただけである、だから困ったらすぐに頼ってほしい」
と頼もしいメッセージがありました。

 

ネパールの在校生代表は、日本語を学ぶことの大変さと楽しさを
自身の経験とともに話してくれました。

 

新入生も各国の代表がスピーチをしました。
まずは、ベトナムの新入生代表です。

今期の入学生は、日本語の習熟度が高い学生が多く、期待が高まります。
既に日本語能力試験のN2を取得し、日本の国立大学への進学を希望する学生もいます。

 

モンゴルの新入生代表も日本語の習熟度が高く
自分の名前の由来や、日本に親しみを感じる理由、これからしたい事などを話してくれました。

 

スリランカ代表の学生です。
彼はスピーチの内容をすべて暗記し、丁寧な日本語で自身の家族や、趣味、将来の夢などを話してくれました。

 

フィリピンの新入生代表です。
母国で日本語を使って働いていた経験もあり、明るく元気いっぱいのスピーチを披露してくれました。

 

中国の新入生代表も日本語の習熟度がとても高く
将来は日本の美術学校に進む目標を話してくれました。

 

さまざまな夢や希望を持ち、活き活きとした新入生たちを迎えることができ、これから始まる学校生活が楽しみです。
そして、学生たちをしっかりとサポートできるよう、尽力したいと思います。